
住宅用太陽光発電を取り付けて13年位経ったでしょうか。・・・
朝晴れているのに太陽光発電システムにエラー(エラーコードd-29)が出て起動しなくなりました。再起動するようモニターに表示されているので、手順通りしても起動しません。
シャープのHPで調べると、修理費用は安くないようです。
症状 | d-29エラーを表示している |
診断結果 | パワーコンディショナ内部にある冷却ファンに異常がおきた可能性があります。(連系運転時に検知) |
小さな部品交換修理 | 1万円前後 |
基板などの交換修理 | 5~10万円前後 |
本体を新品に交換 | 20万円前後 |
14年使用している我が家の太陽光発電。14年もトラブル無くで使用できていれば、長持ちしたほうだと思いますが、修理費用もなるべく安くしたいところですよね?
今回私がDIYで行った修理について、手順やポイントを紹介したいと思います。
パワコン点検
パワコン本体の上蓋を取り外します。下部のビス3本で固定されています。

下部の蓋が取れたらビス4本を緩め上部の蓋を取り外します。

冷却ファン取り外し
冷却ファン取り外しは少しコツと磁石タイプの長いドライバーが必要です。
この状態では冷却ファン本体をパワコンから取り外す為のビスは緩めれないので、冷却ファンを固定しているステーごと取り外します。
固定しているビスはこの二か所。(基盤の上に丸印をしていますが、基板の後ろです。)

ビス位置はステー左右の下部。長いドライバーでないと届きません。

下部はビス2本上部はステーの切り欠き部とパワコン本体の爪が引っ掛かっているだけです。
ファンのコネクターを取り外し、ステーのビスを取り外せたら、冷却ファンステーを左にスライドさせればファンはステーごと取り外せます。

冷却ファン取り換え
取り外した冷却ファン
冷却ファンと点検すると2つのうち1つは、手で回しても軽く回転しません。おそらくベアリングが破損しているようです

メーカー・型番で検索しても同じものが出てこなかったため、同規格のファンを楽天で購入しました。
縦横120mm 厚み25mm 動作電圧24v 回転センサー付き
冷却ファン取り換え
専用のコネクターは付属してないので、既設ファンのコネクターを繋ぎ直します。
左が新しいファン 左が既設ファン

使用した道具のご紹介
特別な工具は必要ありませんが、長いドライバービット(200mm)は必須でした。

ネットで買うならこちらのロングビットがお勧めです。
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